動物に関わる仕事を目指す人からのよくある質問
Q.獣医師になりたいけれど、獣医師の国家試験は難しいでしょうか?
A.獣医師の国家試験は大学によっては100%のところもあり、平均は80%前後で難易度は高くないでしょう。それより大学の獣医学部へ合格する方が難しいです。浪人する人も多く国立大学以外は学費が6年間で数千万円もかかります。学力と資金の両方が必要です。
Q.動物病院で働いて獣医のサポートをしていますが、これからは何の資格を取ったら有利でしょうか?
A.既に動物病院に勤務しているなら、実際に動物たちの医療的処置や投薬の説明をしている経験があるので、動物看護師の認定試験を受けておくと、ある程度の知識と実力がある目安となります。ただしこれから動物看護師の資格は大きく変わる予定のため、常に新しい情報を仕入れておきましょう。将来的には国家資格になるかもしれません。そうなると今まで待遇が良くないと言われていた動物看護師の給料なども上がる可能性が高いです。
Q.動物が大好きで色々な動物園で働きたいです。
A.動物飼育員で働くなら公務員として公的動物園に就職すると良いでしょう。転勤で数年ごとに色々な動物園で働くことが出来ます。動物園によって色々な展示方法を取っているので参考になります。動物の展示方法を工夫して入園者数を増やした園もあるので、働いている動物園で工夫をするのは面白いですね。
Q.ドッグトレーナーとして働いて、結婚や出産をしても復帰しやすい
A.ドッグトレーナーは経験者が求められているので、ブランクがあっても復職がしやすいです。自分の都合に合わせて働きたいなら、パートなどでも就職が可能です。犬が好きで、ずっと犬と関わっていきたいなら、年齢やブランクに関係なく続けられる魅力ある仕事です。今まではマンションで犬を飼えないことが多かったのですが、ペット対応マンションが増えて、これから犬のしつけをしたいと願う飼い主は、増えることが予想されるので就職先には困らないでしょう。
Q.ブリーダーになるか、ドッグトレーナーになるか迷っています。
A.同じ犬と関わる仕事でも、この両者は極端に違います。まずブリーダーは犬を繁殖させる仕事で犬について全問的に学ばなければなりません。犬を商品として育てるので愛情もあるけれど、それとは違った目線で犬を観察することが必要です。ドッグトレーナーは犬の気持ちを理解し行動のクセなどを読み解いて問題行動を無くし、飼い主と快適に暮らせるように関わっていく仕事です。自分がどのように犬と関わっていきたいかが進路を決めるポイントでしょう。