動物に関わる仕事をするまでのステップ
「ドッグトレーナー」
ドッグトレーナーになるためには特に資格は必要ありませんが、専門的な知識が必要です。 独学や専門学校などで学ぶ人が多く、ドッグトレーナー協会が認定する「ドッグトレーナーライセンス」という民間資格を取得できます。 飼い主にとって資格を持っていないドッグトレーナーに我が子を預けるのは、心配な気持ちがあります。 ドッグトレーナーライセンスを持っていることが独立開業しても強みになるでしょう。 ドッグトレーナーライセンスを取得するには、協会が認定する学校で学び、認定試験を受験します。 4つの級がありレベルが高い順からA、B、C、D級となります。 D級のみ通信教育でも取得できます。 専門学校で2年の課程で勉強をして、知識を身につけたら企業などへ就職が可能です。
「動物看護師」
動物看護師は人の看護師のように国家資格や公的な資格は必要ありません。 そのため知識や能力を測る基準とするため、動物看護団体が民間資格を認定しています。 動物看護師の資格については2012年2月より、動物看護職の資格認定を行っている5団体が、動物看護師資格の統一認定試験を始めており今後変わる予定です。 そのため動物看護師の資格に明確な価値が付けられて、待遇などの改善が期待されます。 将来的には公的資格になる可能性も高いのです。 現在の認定動物看護師試験の受験資格は、動物看護学を履修していること、動物看護師として3年以上の勤務経験があることです。 この受験資格も緩和され変わっていく予定です
「動物飼育員」
動物が好きな人の憧れる職業の一つが動物飼育員ですが、勤務時間が不規則で、意外に重労働なことはあまり知られていません。 それでも働きたいと願うなら待遇をよく確認して入社試験を受けましょう。 民間が運営している動物園やサファリパーク、専門動物園などで求人が出ていたら申し込むようになります。 一般的に求人は少なく競争率は高いです。 民間の動物園ではなく公営の動物園で働きたい場合は、公務員採用試験を受けて合格しなければならないので、その対策も必要です。 動物飼育員として採用されても初めは見習いで、先輩達の手伝いを行うことが多いでしょう。 動物の飼育を任されるようになる前に専門的な勉強を積み重ねて、どのような動物でも対応できるように準備しておきましょう。 実際に就職してから知識不足を痛感して専門学校などで勉強をする熱心な人も多いです。 動物の命と向き合う大事な仕事なので、知識の積み重ねが動物の命を守っているのです。